せせら笑う(せせらわらう)

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【意味】

せせら笑う(せせらわらう)とは、相手を小ばかにして笑う。あざ笑う。

【語源・由来・成り立ち】

せせら笑う(せせらわらう)の語源・由来について、「せせる」は、つつくや、からかうような意味で、「せせら笑い」はとがめるような、あるいはからかうような笑いという意味。

「せせる」の「せせ」は、「せせこましい」などの「せせ」と同源で「狭(せ)」と同根である。ただ「せせる」は「せせり出す」「せせり箸」など「せせり」の形で複合語をつくるのが通常で、「せせら」のようになったのはこの語だけである。

【実例・用例】

よく使われる用例として「人の失敗をせせら笑う」などがある。

*浮世草子・武道伝来記〔1687〕四・三「大きな嘘つきとせせらわらひけるに」

*田園の憂鬱〔1919〕〈佐藤春夫〉「さては何者に向ってともなく反抗しなければならないやうな、それよりはすべてをせせら笑って仕舞ふやうな」

【漢字辞典】

「せせらわらう」を漢字で書くと「せせら笑う」と表記する。

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