七輪/七厘【しちりん】

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【意味】

七輪(しちりん)とは、炭火をおこしたり、煮炊きをしたりするための簡便な土製のこんろ。

【語源・由来・成り立ち】

七輪(しちりん)の語源・由来について、諸説あるが以下の三つの説のいずれかと言われているがはっきりはしていない。

①わずか7厘(金銭単位)で買える木炭で十分な火力を得ることができたことに由来
②わずか7厘(重量単位)の重さの木炭で十分な火力を得ることができたことに由来
③下部の炭火を受ける皿に7つの穴があったことに由来

【使い方・実例・用例】

*人情本・春色梅児誉美〔1832〜33〕三・一七齣「お蝶は七輪(しちりん)の炭を継(つぎ)、白湯(さゆ)を汲で来りお由に呑せ」

*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕五「京坂かんてきと云。火炉〈略〉江戸にては七厘と云」

【漢字辞典】

「しちりん」を漢字で書くと「七輪」「七厘」と表記する。

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