【意味】
身代(しんだい)とは、財産。資産すべて。
【語源・由来・成り立ち】
身代(しんだい)の語源・由来について、漢語「進退(しんたい)」が語源である。進むと退くという原義から、身の処し方、身の上、財産へと意味が変化するとともに、漢字表記も「身体」「身袋」などがあらわれ、次第に「身代」へと固定されていった。
【実例・用例】
*浮世草子・けいせい伝受紙子〔1710〕二・一「あの人の身代(シンダイ)持仏堂から女房子迄直(ね)うちに入れて、高が百両ありなしの身」
*黄表紙・莫切自根金生木〔1785〕上「世の中には富で身代(しんだい)をしまふもあるから」
【漢字辞典】
「しんだい」を漢字で書くと「身代」と表記する。