辛気臭い【しんきくさい】

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【意味】

しんきくさい(辛気臭い)とは、気が滅入ってしまいそうだ。うようにならないで、じれったい。気がくさくさしてめいってしまうようである。

【語源・由来・成り立ち】

しんきくさい(辛気臭い)の語源・由来について、「しんき(辛気)」の語源は漢語「心気」とされる。

この語は「心、気持ち」の意味であるが、「心気の労」「心気の疲れ」などと使っているうちに、「苦しくて辛い」という意味が派生し、表記も「辛気」と変化した。

これに程度がひどいという意味の「臭い」が付いたことで辛気臭いが定着した。

なお、この「〜くさい」は、「ばかくさい」「うさんくさい」「めんどうくさい」などと同じ。

【使い方・実例・用例】

*縮図〔1941〕〈徳田秋声〉郷愁・一四「辛気(シンキ)くさい洗濯や針仕事は忙しい妓には無理でもあり」

*僕の手帖〔1951〕〈渡辺一夫〉三「この手紙は、いやにしんきくさいものになりましたね」

【漢字辞典】

「しんきくさい」を漢字で書くと「辛気臭い」と表記する。

【辛気臭いの類語・関連語】