【意味】
信太寿司 (しのだずし)とは、稲荷寿司の別名。特に近畿地方の年配者が用いる呼称。信太鮨。信田寿司。
【語源・由来・成り立ち】
信太寿司の語源・名前の由来について、信太寿司の由来は、泉州(大阪府和泉市)の信太の森にすむ白狐(びゃっこ)が女に化けて、京の陰陽師、安倍保名(あべのやすな)と結婚し、子の晴明(せいめい)をもうけたが、正体がばれて泣く泣く子と別れ、森に帰ったという伝説に基づくもの。
その伝説は今も浄瑠璃『葛の葉』で知られる。
【漢字辞典】
「しのだずし」を漢字で書くと「信太寿司」と表記する。