枝折り戸【しおりど】 

スポンサーリンク
 

【意味】

枝折り戸(しおりど)とは、二、三尺くらいの割竹を折りかけて造った揚戸(あげど)。茶家で、庭園の木戸や仮山(かりやま)の登り口に置く。

【語源・由来・成り立ち】

枝折り戸(しおりど)の語源・由来について、木の枝や竹などの折ったものをそのままタテに並べて作った、簡易な引戸。「枝折り」は、もともとは山中で、木の枝を折って道しるべにすることである。

【実例・用例】

*人情本・春色梅児誉美〔1832〜33〕三・一三齣「何事やらん素足にて、此方の枝折り戸(シヲリド)突ひらき、欠込(かけこ)むはづみ立上る」

*落葉と蝋燭〔1934〕〈尾崎士郎〉一「すると玄関の左手に枝折り戸(シオリド)があって」

【漢字辞典】

「しおりど」を漢字で書くと「枝折り戸」と表記する。

スポンサーリンク