尻馬に乗る【しりうまにのる】

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【意味】

尻馬に乗る(しりうまにのる)とは、無批判に人のすることに便乗する。人の言質に付和雷同する。

【語源・由来・成り立ち】

尻馬に乗る(しりうまにのる)の語源・由来について、「尻馬」とは、ほかの人が乗った馬の尻のこと。自分は後ろに乗るだけで、前で手綱を握る人にただ従い、相乗り・便乗することからたとえていった。

【使い方・実例・用例】

よく使われる用例として「尻馬に乗って騒ぐ」がある。

*随筆・松屋筆記〔1818〜45頃〕一〇六・三三「尻馬に乗る 中明寺百首に『事々にしり馬にのるさし出ものおとして腰を打をらせばや』」

*続末枯〔1918〕〈久保田万太郎〉「何も千年庵の尻馬に乗って、水月を病ひづかさなくってもいいでせう」

【漢字辞典】

「しりうまにのる」を漢字で書くと「尻馬に乗る」と表記する。

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