【意味】
四天王とは、臣下、弟子などのなかで最もすぐれているもの四人の称。また、ある道、ある部門で才芸の最もすぐれているもの四人の称。
【語源・由来・成り立ち】
四天王の語源由来について、須彌山(しゅみせん)の中腹にある四王天の主で、東方の持国(じこく)天、西方の広目(こうもく)天、南方の増長(ぞうじょう)天、北方の多聞(たもん)天または毘沙門(びしゃもん)天のそれぞれを主宰する王の総称を「四大天王」と言う。
これらの像がいかめしい武将姿であるところから、最初は優れた武将に対する表現であったものが、後に芸道その他にも広く用いられるようになったと思われる。
【使い方・実例・用例】
*上方落語四天王の人気はあいかわらず落ちない。
【漢字辞典】
「してんのう」を漢字で書くと「四天王」と表記する。