【意味】
躾(しつけ)とは、礼儀作法を身につけさせること。また、身についた礼儀作法。
(仕付け)作りつけること。設けて置くこと。
【語源・由来・成り立ち】
躾(しつけ)の語源・由来について、動詞「仕つく(しつく)」が名詞になった語である。「仕つく」は作り付けるという意味から、礼儀作法を教え身につけさせることも意味するようになった。「躾」という字体は「身を美しくすること」ととらえ、日本人が作った国字でもある。
【実例・用例】
雑俳・軽口頓作〔1709〕「なまぬるい・親の躾(しつけ)がああじゃない」
*浮世草子・鬼一法眼虎の巻〔1733〕三・二「以来の為に仕付してとらす。よっと覚えておらふと、頬げたを続けざまに七ツ八ツくらはすれば」
【漢字辞典】
「しつけ」を漢字で書くと「仕付け」「躾」と表記する。