仕様がない【しょうがない/しようがない】

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【意味】

仕様がない(しようがない)とは、仕方がない。「しよう(仕様)がない」の転。実際には「しょうがない」とい言う。

【語源・由来・成り立ち】

仕様がない(しようがない)の語源・由来について、「仕様」は「する様(さま)」のことで、方法や手段を意味した。仕様がないとは、つまり目的を果たすための手段や方法がないという意味で使われていた。それが派生して、「手段がない⇒諦め」の意味として使われるようになった。

またどうしようもないことから、方法を考えたりするのは無駄なことなので、「つまらない」とも意味するようになった。江戸時代以降には、当て字で「性もない」と書かれた書物もある。

【実例・用例】

*松翁道話〔1814〜46〕三・中「自然とながれて来て、行きあたったのぢゃ。どうも仕様がない

*魔風恋風〔1903〕〈小杉天外〉前・子爵家・三「だって、外に詮様(シヤウ)が無いんですもの」

【漢字辞典】

「しようがない」を漢字で書くと「仕様がない」と表記する。

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