【意味】
死に至る病 (しにいたるやまい)とは、不治の病気。また、絶望。
【語源・由来・成り立ち】
死に至る病の語源・名前の由来について、『新約聖書』の「ヨハネによる福音書」第11章4節でイエス・キリストが、病気で死んだ友人ラザロを蘇生させた際に「この病は死に至らず」と述べたことに由来する。
1849年、この「死に至る病」を重要視した宗教思想家キルケゴールは、絶望と真相たる罪の分析、人間心理の奥深くを考察し、同名の哲学書を著した。
【使い方・実例・用例】
*筋肉が徐々に萎縮していき、身体の自由がきかなくなり、やがては話すこともできなくなり死に至る病…。
【漢字辞典】
「しにいたるやまい」を漢字で書くと「死に至る病」と表記する。