【意味】
斟酌 (しんしゃく)とは、相手の事情や心情をくみとること。事情を考慮して手加減すること。また、あれこれ照らし合わせて取捨すること。
【語源・由来・成り立ち】
斟酌の語源・名前の由来について、「斟」は分量を探りながら汲むの意、「酌」はひしゃくで汲み出すの意で、すなわち「斟酌」は、杯の分量をはかって酒や水を酌みわけることが原義。
古くは、ほどよく行うの意から転じて、控え目にすること、遠慮の意でも用いられた。現在では、「相手の立場を斟酌する」「斟酌を加える」などのように用いる。
【使い方・実例・用例】
*5月の伊勢志摩サミットについても、「中国は今回、メンバーに入っていないが、どのように考えているか斟酌(しんしゃく)して結論を出してもらいたい」と語った。
【漢字辞典】
「しんしゃく」を漢字で書くと「斟酌」と表記する。