獅子身中の虫【しししんちゅうのむし】

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【意味】

獅子身中の虫 (しししんちゅうのむし)とは、内部にいながら、組織に害をなす者や、恩をあだで返す者。

【語源・由来・成り立ち】

獅子身中の虫の語源・名前の由来について、本来は仏教で、仏の弟子でありながら仏教に害をなす者のことをいった。

『梵網経(ぼんもうきょう)』にある言葉で、「獅子身中の虫、自ら獅子の肉を食らい、余外の虫にあらざるが如し(獅子は自らの体内に巣食う虫に食われて死ぬのであり、外からの虫に食われて死ぬのではない)」に基づく。

【使い方・実例・用例】

*外資の「物言う株主」が同社を攻めるなか、社内の「獅子身中の虫」や、創業家への疑念が背景にあった。

【漢字辞典】

「しししんちゅうのむし」を漢字で書くと「獅子身中の虫」と表記する。

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