【意味】
雀斑(そばかす)とは、主として顔、特に目のまわりにできる粟粒(あわつぶ)大の黒褐色の斑点のこと。思春期以後の色白の女性に多い。雀斑(じゃくはん)。
【語源・由来・成り立ち】
雀斑(そばかす)の語源・由来について、「そばかす」は、そばの実を挽いたあとに残るかすである「そば殻」に似ていることからできた言葉。
なお「雀斑(じゃくはん)」と書くのは漢語からの当て字で、雀の斑点に似ていることにちなんで名づけられた。
【使い方・実例・用例】
*桑の実〔1913〕〈鈴木三重吉〉二一「よく窓から赤いハンカチを振ったりした、一寸雀斑(ソバカス)のある女だらう」
*伸子〔1924〜26〕〈宮本百合子〉一・三「そばかす顔のベルボーイが駆けて来て切口上で報告した」
【漢字辞典】
「そばかす」を漢字で書くと「雀斑」と表記する。