素封家【そほうか】

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【意味】

素封家(そほうか)とは、大金持の人のこと。財産家。素封。

【語源・由来・成り立ち】

素封家(そほうか)の語源・由来について、「素」はむなしいという意味。「封」は封禄・封土、すなわち社会的な地位や領地の意。

「素封」は『史記』に見える語で、領地や官位を持っていないが、非常な資産を持っている者という意味で、すなわち民間の大金持ちをさす。

現在ではこれに「家」をつけて「素封家」という形で大金持ちを意味するが、これは明治になってから用いられるようになったもの。

【使い方・実例・用例】

*あひゞき〔1888〕〈二葉亭四迷訳〉「是れはどう見ても弱冠の素封家の、あまやかされすぎた、給事らしい男で有った」

*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・四「知事令夫人も、名だたる素封家の奥さん達も」

【漢字辞典】

「そほうか」を漢字で書くと「素封家」と表記する。

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