【意味】
染井吉野(そめいよしの)とは、バラ科の落葉高木のこと。エドヒガンとオオシマザクラの雑種に由来するサクラ。生長が早く、花着きがよく華麗なため、最もふつうに各地で栽植されているが、樹の寿命は短い。
【語源・由来・成り立ち】
染井吉野(そめいよしの)の語源・由来について、幕末に江戸染井(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋から出て、明治になって東京にひろまり、初め吉野桜(ヨシノザクラ)といわれたが、吉野山には全く無いのでソメイヨシノと改名された。
よって、「染井吉野」は染井から出た吉野という桜の意味である。
【使い方・実例・用例】
*東京年中行事〔1911〕〈若月紫蘭〉三月暦「染井吉野(ソメヰヨシノ)の特長とも見るべきは、花が咲いてから葉が出ること、咲き立てには薄紅色を帯びて居るが、十分に咲くと真白に見えて見事で有ること」
【漢字辞典】
「ソメイヨシノ」を漢字で書くと「染井吉野」と表記する。