【意味】
水魚の交わりとは、水と魚との切り離せない関係のような、非常に親密な交友。《「蜀志」諸葛亮伝から。劉備が諸葛孔明と自分との間柄をたとえた言葉》
【語源・由来】
水魚の交わりとは、故事成語の一つ。もともと「魚は水があってこそ生きていられる」という例をもって「欠くべからざる友の存在」を喩えたもので、「水と魚のように切っても切れない親しい関係」を「離れることができない、親密な間柄や交際」の喩えなどに用いる言葉である。師匠と弟子などの主従や夫婦の仲が良いことなどについても用いることがある。
漢文または四字熟語で水魚之交とも記すが、日本語では「すいぎょのこう」とも読む。起源の中国語では、通常、元となった故事から如魚得水と表され、水を得た魚のように、「自分に適した環境・境遇を得る」、「自分が十分に活躍できる環境・境遇を得る」、「気の合う友を得る」などといった意味で用いる。
【漢字辞典】
「すいぎょのまじわり」を漢字で書くと「水魚の交わり」と表記する。