【意味】
すっぽんとは、淡水性のカメで、甲にはふつうのカメのような鱗板がなく、柔らかい皮で覆われている。
【語源・由来・成り立ち】
すっぽんの語源・由来について、太鼓を打つ音のように、スポンスポンと鳴くことに由来しているが、くわしくは明らかになっていない。
【実例・用例】
*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕二・上「彌二郎が手にすっぽんがくっついて、ぶってもたたいてもいっかうにはなれず」
*博物図教授法〔1876〜77〕〈安倍為任〉二「鼈は諸国の池沼に産すれども九州殊に多し其甲甚薄く其肉甚美味なり人好て之を食ふ」
【漢字辞典】
「スッポン」「すっぽん」を漢字で書くと「鼈」と表記する。