三味線【しゃみせん】

スポンサーリンク
 

【意味】

三味線(しゃみせん)とは、和楽器の一つ。弦楽器。胴の両面に猫または犬の皮を張り、棹(さお)に三弦を張ったもの。

【語源・由来・成り立ち】

三味線(しゃみせん)の語源・由来について、弦が三本あることから「三線(さんせん)」と言い、それから変化したとする説、または「蛇皮線(じゃびせん)」が変化した説がある。

「蛇皮線」は沖縄での呼び名であり、古い書物によると「さみせん」より「しゃみせん」の方が古くから見られることから「蛇皮線」が語源とする説が有力とされる。なお、語頭の濁音「じゃ」は、濁音の悪いイメージがあるため、「しゃ」という清音に変わった。

【実例・用例】

*仮名草子・恨の介〔1609〜17頃〕上「今様のしゃみせんを転手きりりと押し廻し、糸を調べて甲を取り、合の手を弾かせらる」

*浮世草子・傾城禁短気〔1711〕二・三「子守、小買物の苦患を免れ三味線(シャミセン)を引習ひ、十六番の扇の手、目の舞ほど稽古して」

【漢字辞典】

「しゃみせん」を漢字で書くと「三味線」と表記する。

スポンサーリンク