洒落臭い/しゃら臭い【しゃらくさい】

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【意味】

洒落臭い(しゃらくさい)とは、しゃれたまねをする。また、生意気である。こしゃくである。しゃらっくさい。

【語源・由来・成り立ち】

洒落臭い(しゃらくさい)の語源・由来について、「しゃら」は遊女の意で、人の女房、娘が遊女の風俗などを真似るのをいったことから派生し、生意気だという意味になった。「くさい」は、いかにもそういうふうだという意味があり、これら二つが組合わさってできた語である。

1603(慶長8)年イエズス会宣教師らが日本布教のため心血を注いで編纂した辞書「日葡辞典」には、シャラシャラスト・シャラリト・シャラシャラリトの三語形が一つの項目として立てられ、婦人の帯などのように垂れ下がっているさま、あるいは履物の立てる音の形容などという説明が加えられている。

ここからしゃれていること、生意気なことを表す語となり、生意気を強調しながら形容詞化するために「くさい」を付けたとされる。

【実例・用例】

*和英語林集成(初版)〔1867〕「Sharakusai (シャラクサイ) コトヲ イフ」

*林檎の下の顔〔1971〜73〕〈真継伸彦〉三「しゃらくさいことをぬかすな!」

【漢字辞典】

「しゃらくさい」を漢字で書くと「洒落臭い」と表記する。

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