将棋倒し【しょうぎだおし】

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【意味】

将棋倒し(しょうぎだおし)とは、人ごみなどで一人が倒れたことにより次々に折り重なって倒れること。

【語源・由来・成り立ち】

将棋倒し(しょうぎだおし)の語源・由来について、将棋の駒を少しずつ間隔をおいて立てて並べ、端の駒を軽く押して倒して順々にほかの端までたおす遊びから由来している。

室町時代に書かれた『太平記』にも比喩として用いた記述が見られる。

【使い方・実例・用例】

*近世紀聞〔1875〜81〕〈染崎延房〉一二・二「狙ひすまして発砲せしかば此筒先に対(むか)ふ者将棊倒(シャウギダフ)しに打なされ」

*竹沢先生と云ふ人〔1924〜25〕〈長与善郎〉竹沢先生と赤い月・一「電車はぐうーっと停った。吊り革にぶら下ってゐた自分は不意を喰って一同と将棋倒し(しょうぎだおし)になり乍ら」

【漢字辞典】

「しょうぎだおし」を漢字で書くと「将棋倒し」と表記する。

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