立ち往生【たちおうじょう】

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【意味】

立ち往生(たちおうじょう)とは、途中で止まったまま、進みも退きもできなくなること。また、物事がゆきづまりの状態になったり、処置のしかたがわからないような状態になったりすること。

【名前の由来語源・成り立ち】

立ち往生(たちおうじょう)の名前の由来について、もともとは「立ったまま死ぬ」という意味だった。

武蔵坊弁慶が奥州に逃れた義経に従い、衣川(ころもがわ)の戦いで全身に矢を受けながらも追っ手の前に立ちはだかって討ち死にした、「弁慶の立ち往生」はよく知られ、ここから、進退きわまる意味に用いられるようになった。

【使い方・実例・用例】

*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉五・四「黒板と睨めっくらの立往生をしながら」

*茶話〔1915〜30〕〈薄田泣菫〉豆本その他「汽車は途中で立往生(タチオウゼウ)をしてしまった」

【漢字辞典】

「たちおうじょう」を漢字で書くと「立ち往生」と表記する。

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