太刀打ち【たちうち】

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【意味】

太刀打ち(たちうち)とは、張り合って競争すること。互角の勝負をすること。
(※)多くの場合、「太刀打ちできない」のように下に打消の表現を伴って用いる。

【名前の由来語源・成り立ち】

太刀打ち(たちうち)の名前の由来について、「太刀」は腰に吊り下げる長大な刀のことであり、語源は「断ち(たち)」が元となっている。

「太刀打ち」とは、本来は太刀で打ち合って戦うことを意味していたが、転じて、まともに張り合って競争する意味となった。

【使い方・実例・用例】

よく使われる用例として「太刀打ちできない」がある。相手にならない、対抗することができないという意味。

*人情本・明烏後正夢発端〔1823〕上「アノ、文さんの酒は、よっぽどつゑへから、それと太刀打(タチウチ)をしちゃァ、何うも協(かな)ひやせん」

*良人の自白〔1904〜06〕〈木下尚江〉後・一・二「加藤さんと御酒の上での太刀打は、白井さん、御無理ですよ」

【漢字辞典】

「たちうち」を漢字で書くと「太刀打ち」と表記する。

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