【意味】
炭団(たどん)とは、炭の粉とのりを混ぜて煉り固めた燃料のこと。
【語源・由来・成り立ち】
炭団の語源・名前の由来は、「炭団(たんどん)=炭の団子」の略称・転化形である。
「団」は、「布団(ふとん)」「水団(すいとん)」などと同じように、唐音で「トン・ドン」と読む。古くは「たんとん・たんどん」という語形がみえる。
また黒くて丸い形状から、「炭団に目鼻(たどんにめはな)」のように色黒の容貌や、相撲の黒星の意味でも用いられる。
【使い方・実例・用例】
*こたつが使われ始めた室町時代は、木炭(もくたん)を使っていた。江戸時代になると、炭団(たどん)を使う。
【漢字辞典】
「たどん」を漢字で書くと「炭団」と表記する。