玉虫色【たまむしいろ】

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【意味】

玉虫色(たまむしいろ)とは、見方や解釈のしかたによってどのようにもとれること。文章などの表現についていう。
⇒玉虫色の答弁(たまむしいろのとうべん)

【語源・由来・成り立ち】

玉虫色(たまむしいろ)の語源・由来について、「玉虫」とは、タマムシ科の甲虫のこと。その羽は光が当たる角度によって、着金緑色や金紫色などさまざまな色に変化して輝くメタリックな色合いをいう。

特定の色彩名を当てられないことから、どちらつかずの状態のことを「玉虫色」と呼ぶようになった。

【使い方・実例・用例】

*浮世草子・好色二代男〔1684〕五・五「十八九なる大振袖の娘、肌には黄金のひっかえし、中に玉虫色(タマムシイロ)のりんず」

*善心悪心〔1916〕〈里見〉「玉虫色(タマムシイロ)に光る小さな唇へ持って行くのを眺める」

【漢字辞典】

「たまむしいろ」を漢字で書くと「玉虫色」と表記する。

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