棚上げ【たなあげ】

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【意味】

棚上げ(たなあげ)とは、問題の解決や処理を一時保留して手をつけないこと。留保すること。無視すること。

【名前の由来語源・成り立ち】

棚上げ(たなあげ)の名前の由来について、本来の意味としては商品のだぶつきを避けたり、値上がりを待ったりするなど、需要と供給の調整をはかるために一時的に倉庫などに保管し、市場にださないことを言う。そこから、物事を一時的に保留する意味が生じたとされる。

同じような語句として「棚に上げる」があるが、「自分のことは棚に上げる」といえば、自分のこと、特に都合の悪いことをおいて、他人のことをとやかく言ったり批判したりする意味で使われる。

【使い方・実例・用例】

*銀座川〔1950〜51〕〈井上友一郎〉序「御自分のことは棚上げにして、一ト晩くらゐ、お店のお客のわがままをあしらってやったことが、どうして、そんなに気に入らないのよ?」

*われら戦友たち〔1973〕〈柴田翔〉一・四「予算支出を当分棚上げする決議」

【漢字辞典】

「たなあげ」を漢字で書くと「棚上げ」と表記する。

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