建前/立前【たてまえ】

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【意味】

建前(たてまえ)とは、表向きの方針、基本の原則のこと。

【語源・由来・成り立ち】

建前(たてまえ)の語源・由来について、もともと建前は、建築で柱・棟・梁などのおもな骨組みを組み立てることを意味した。主要な骨組みという意味から、基本となるもの、さらに表向きの方針へと意味と用法が転じた言葉である。

【実例・用例】

よく使われる用法として「本音と建前(ほんねとたてまえ)」がある。

*故旧忘れ得べき〔1935〜36〕〈高見順〉六「寄宿寮は自治制度が布かれてゐた故、それを建前とし」

*無口の妻とうたう歌〔1974〕〈古山高麗雄〉「建前としてパンは、小麦粉と引き換えでなければ売れないことになっていた」

【漢字辞典】

「たてまえ」を漢字で書くと「建前」「立前」と表記する。

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