手当【てあて】

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【意味】

手当 (てあて)とは、仕事の報酬としての金品。手当金。

【名前の由来語源・成り立ち】

手当 (てあて)の名前の由来語源について、本来、この「手」は仕事をする人、いわゆる人手のこと。室町時代には、何かをするときの要員の意味で用いられ、その要員を配置することを「手当てを置く」のようにいった。

江戸時代になって、労働の報酬、賃金、心付け、もてなしなど意味となり、さらには病気や怪我の処置をいうようになった。俗説として、患部に手を当てるところからという説があるが、あとからの意味づけとされる。

【使い方・用例・実例】

*妾の半生涯〔1904〕〈福田英子〉三・五「斯て磯山は奔竄(ほんざん)しぬ、同志の軍用金は攫はれたり。差当りて其処此処に宿泊せしめ置きたる壮士の手当てを如何にせんとの先決問題起り」

【漢字辞典】

「てあて」を漢字で書くと「手当」と表記する。

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