帝王切開【ていおうせっかい】

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【意味】

帝王切開 (ていおうせっかい)とは、腹壁を切り、子宮を切開し、成熟胎児を取り出す開腹分娩法。原則として、産道が開かない、胎児の心音が悪い、出血が多いなどのときに行なう。

【名前の由来語源・成り立ち】

帝王切開 (ていおうせっかい)の名前の由来語源について、ドイツ語の「Kaiserschnitt(Kaiser=皇帝、Schnitt=手術)」を訳した言葉。古代ローマの将軍カエサル(シーザー)がこの方法で生まれたという伝説にちなむ。

語源はラテン語のsectio caesareaで、切るという意味のcaesareaをCaersar(シーザー)と混同したことによる誤訳ともいわれている。

【使い方・用例・実例】

*本日休診〔1949〜50〕〈井伏鱒二〉「それに帝王切開の手術であった」

*傷ついた葦〔1970〕〈曾野綾子〉二・三「私はお腹を切って帝王切開で出したもんですから」

【漢字辞典】

「ていおうせっかい」を漢字で書くと「帝王切開」と表記する。

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