【意味】
てきぱきとは、事柄がとどこおりなく素早く進展するさま、動作の機敏なさまを表わす語。
【語源・由来・成り立ち】
てきぱき(テキパキ)の語源・由来について、「テキ」(連語)完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去の助動詞「き」の付いたもの。過去に動作・作用の完了していることを表す。
「パキ」は(覇気)と書き進んで事に当たろうとする意気込みを示す。すなわち進んで事に当り完了させなさいの意味からできたとされる。
【実例・用例】
*新世帯〔1908〕〈徳田秋声〉三〇「然うテキパキ事情の決るのが何だか可厭(いや)なやうな気がした」
*星座〔1922〕〈有島武郎〉「相談をしかけたら、すぐてきはき始末をつけてくれさうだけれども」
【漢字辞典】
「てきぱき」の漢字表記は不明。