梃入れ/梃子入れ【てこいれ】

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【意味】

梃子入れ(てこいれ)とは、助力・援助すること。不安定なところや弱い状態にあるものなどに、助力や援助を与えて順調に運ぶようにすること。

【語源・由来・成り立ち】

梃子入れ(てこいれ)の語源・由来について、「てこを入れる」を一語化したもの。「てこ(梃・梃子)」は小さい力で重いものを動かすのに用いる棒状の道具である。これが転じて、助力や援助の意味をもつようになった。したがって、梃子を入れることが助力するという意味になる。

【実例・用例】

*ボロ家の春秋〔1954〕〈梅崎春生〉「雨は漏るし風は入るし、柱はかたむき廂は破れ、形容枯槁して喪家の狗の如く、ここらで金をかけて根本的にテコ入れしなきゃ、大変なことになりさうなのですが」

*青い月曜日〔1965〜67〕〈開高健〉二・らいられら「あとは中級の先生がテコ入れし」

【漢字辞典】

「てこいれ」を漢字で書くと「梃入れ」「梃子入れ」と表記する。

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