【意味】
鉄砲玉 (てっぽうだま)とは、鉄砲の弾丸。または、使いの者などが行ったまま戻って来ないこと。行ったきりであること。また、その人。返事が来ないこともいう。
【名前の由来語源・成り立ち】
鉄砲玉 (てっぽうだま)の名前の由来語源について、鉄砲の玉は一度飛び出したらそれっきりで、戻ってこないことからたとえていうもの。
【使い方・用例・実例】
*福翁自伝〔1899〕〈福沢諭吉〉長崎遊学「一度出たらば鉄砲玉(テッパウダマ)で、再び帰って来はしないぞ」
*虞美人草〔1907〕〈夏目漱石〉二「所が丸で鉄砲玉(テッパウダマ)で。若いものと申すものは…」
【漢字辞典】
「てっぽうだま」を漢字で書くと「鉄砲玉」と表記する。