【意味】
手塩にかける(てしおにかける)とは、手ずから世話をする。手にかけて養育する。
【名前の由来語源・成り立ち】
手塩にかける(てしおにかける)の名前の由来語源について、「手塩」は食べる人が好みで味加減ができるように食膳に添える塩のことで、本来は不浄をはらう意味もあったとされる。その手塩のように側に置くことからいうもので、江戸時代から用いられている。
【使い方・用例・実例】
*婦系図〔1907〕〈泉鏡花〉前・一九「母さんが手しほに掛けて、妙齢にするまでには」
【漢字辞典】
「てしおにかける」を漢字で書くと「手塩にかける」と表記する。