【意味】
とどのつまりとは、物事の果てに、または結局のところという意味。
【名前の由来語源・成り立ち】
とどのつまりの語源・由来について、「とど」とは、魚のボラをさす。このボラは成長するほどに、「ハク」「オボコ(クチメ)」「スバシリ」「イナ」「ボラ」と名前を変える出世魚であり、あらゆる呼び名があるが、最終的には「トド」になる。
これにちなんで、物事の最終局面やその結果に対して「トドの詰まり」と言われるようになった。
【使い方・用例・実例】
*浅草〔1931〕〈サトウハチロー〉浅草微笑罪・B「どどのつまりの名案が塔の上から小便をひっかけることであった」
*冷え物〔1975〕〈小田実〉「とどのつまり、昭一と咲子はこれまで通りべつだとしても、わたしとはもうこれきりで絶縁したいということになった」
【漢字辞典】
「とどのつまり」を漢字で書くと「とどの詰まり」と表記する。