【意味】
トナカイとは、シカ科の哺乳類。肩高一〜一・三メートル。普通の鹿に似ているが大形で、雌雄とも枝状の大きな角をもつ。
【名前の由来語源・成り立ち】
トナカイの名前の由来語源について、トナカイの語源は、アイヌ語での呼称「トゥナカイ」(tunakay) または「トゥナッカイ」(tunaxkay) に由来する。
漢字では「馴鹿」と表記するが、これは馴らされた鹿を意味する。
【使い方・用例・実例】
*随筆・春波楼筆記〔1811〕「唐太の地に、トナカヒと云ふ獣あり、大さ大八車を引く牛程ありて、頭に大なる角あり、全体鹿の如し」
*博物図教授法〔1876〜77〕〈安倍為任〉二「馴鹿(トナカイ)は樺太州西伯里に産す鹿類の大なるものにして雪中橇を牽しむる者なり」
【漢字辞典】
「トナカイ」の漢字で書くと「馴鹿」と表記する。