頓馬【とんま】

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【意味】

頓馬(とんま)とは、愚かであること。まぬけであること。とんちき。

【名前の由来語源・成り立ち】

頓馬(とんま)の名前の由来語源について、鈍い、まぬけなさまをいう形容動詞「とん(頓)」の語幹に、状態を表す接尾語の「」がついた語。「頓馬」は当て字。

また、「のろま」が転じたとする説もある。「のろま」は「のろま人形」のことであり、野呂松勘兵衛が創始したあやつり人形に使う人形のことで、この容貌が愚鈍であったため「のろま」は人をあざける言葉となった。

【使い方・用例・実例】

*艷魔伝〔1891〕〈幸田露伴〉「どうせ頓間(トンマ)な妾達に御構ひなさらないが無理ではない」

*たけくらべ〔1895〜96〕〈樋口一葉〉二「間抜に背のたかい大人のやうな面をして居る団子屋の頓馬(トンマ)か」

【漢字辞典】

「とんま」を漢字で書くと「頓馬」「頓間」と表記する。

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