【意味】
トリカブトとは、キンポウゲ科の多年草。中国原産。茎は直立して高さ一メートル内外。
【名前の由来語源・成り立ち】
トリカブトの名前の由来語源について、秋、枝先に深紫色の花をつけるが、花の形が舞楽の常装束の用いる被り物の「鳥兜」に似ていることからこの名がある。
根には猛毒があるが、漢方では「鳥頭(うず)」「附子(ぶし)」といい、鎮痛剤や強心剤として用いられる。
【使い方・用例・実例】
*俳諧・氷餠集〔1774〕「日は華に入てあやなし鳥兜〈江左〉」
【漢字辞典】
「トリカブト」はカタカナ語のため漢字表記はなし。