【意味】
嫁ぐ (とつぐ)とは、結婚して他家の者となる。結婚する。縁づく。嫁にいく。かたづく。
【名前の由来語源・成り立ち】
嫁ぐ (とつぐ)の名前の由来語源について、「とつぐ」の「と」は陰部の意味の「処」を示し、その「と」を「つぐ(継ぐ)」ことからという。もとは男女が情を通じる意であったが、転じて結婚する意となった。
古くは男性にも用いられたが、のち、女性のみに用いられるようになった。
【使い方・用例・実例】
*古今著聞集〔1254〕九・三四〇「上洛の時、渡部にて、番が妹にとつぎにけり」
*多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉前・五・一「鷲見に帰(トツ)いだ娘なれば、既に歴とした一家の主婦である」
【漢字辞典】
「とつぐ」を漢字で書くと「嫁ぐ」と表記する。