【意味】
鍔迫り合い (つばぜりあい)とは、互いに負けまいと争うこと。また、どちらが勝つかわからないきわどい争い。
【名前の由来語源・成り立ち】
鍔迫り合い (つばぜりあい)の名前の由来語源について、「鍔」は刀剣につける金具で、柄を握る手を守る役目をするもの。もとは、互いに相手の打った刀を自分の刀の鍔で受け止め、押し合うことをいい、そこから転じて激しい勝負のことをいうようになった。
【使い方・用例・実例】
*ブラリひょうたん〔1950〕〈高田保〉雑事「塚田木村の名人戦もいよいよ二勝二敗で鍔迫り合いのきびしさとなったが」
*安土往還記〔1968〕〈辻邦生〉二「それは運命との刻々の鍔(ツバ)ぜり合いであり、私のほうが一瞬でも〈略〉自信をうしなったりすれば、すべてが反転して」
【漢字辞典】
「つばぜりあい」を漢字で書くと「鍔迫り合い」と表記する。