【意味】
潰しが効く(つぶしがきく)とは、別の仕事に代わってもそれをやりこなす力があること。また、あるものが別の場面でも役に立つこと。
【名前の由来語源・成り立ち】
潰しが効く(つぶしがきく)の名前の由来語源について、「潰し」とは、金属製の器物を溶かして地金(じがね)にすること。金属製品は潰しても地金(じがね)にすれば、再び役立つことからたとえていう。
【使い方・用例・実例】
*お目出たき人〔1911〕〈武者小路実篤〉五「道楽しないやうな男はつぶしのきかない、偏屈な男ときめてしまふ」
*私の詩と真実〔1953〕〈河上徹太郎〉シェストフ的不安「世に〈略〉潰しがきく思想などいふものがあっていい筈はないのだが」
【漢字辞典】
「つぶしがきく」を漢字で書くと「潰しが効く」と表記する。