辻褄【つじつま】

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【意味】

辻褄(つじつま)とは、合うべき所がきちんと合うはずの物事の道理。一つのものの初めと終わり。すじみち。つまめ。

【語源・由来・成り立ち】

辻褄(つじつま)の語源・由来について、「辻褄」は和裁の用語で、「辻」は縫い目が十字の形に合うところ、「褄」は裾の左右両端のこと。辻も褄もきちんと合っていなければいけないところであることから、一貫すべき道理や道筋の意味になった。

【実例・用例】

よく使われる用法として「辻褄が合う」「辻褄を合わせる」がある。

*歌舞伎・名歌徳三舛玉垣〔1801〕五立「辻つまそろはぬ判談を、いつ迄待って居られるものか」

*格子の眼〔1949〕〈島尾敏雄〉「前後のつじつまの合わせようのない訳の分らない熱のために」

【漢字辞典】

「つじつま」を漢字で書くと「辻褄」と表記する。

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