【意味】
月とすっぽんとは、二つのものがはなはだしくかけへだたっていることのたとえ。
【名前の由来語源・成り立ち】
月とすっぽんの名前の由来語源について、月もすっぽんも同じように丸いが、月は夜空に輝く美しいものであるのに対して、すっぽんは汚い泥の中にいる。そこから、見た目や形は似ているが、まったく違ったもののたとえで用いられるようになった。
【使い方・用例・実例】
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉一〇「僕と彼とを同視するのは、月(ツキ)とスッポン」
【漢字辞典】
「つきとすっぽん」を漢字で書くと「月と鼈」と表記する。