摘入/抓入【つみれ】

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【意味】

摘入/抓入(つみれ)とは、魚肉のすりみに卵や小麦粉などをつなぎとして入れ、少しずつつみとって汁に入れて煮たもの。また、つみいれはんぺんをさしていう。

【名前の由来語源・成り立ち】

摘入/抓入(つみれ)の名前の由来語源について、ゆでるときに、手に持ったすり身のかたまりを親指と人差指の間から押し出し、少しずつ摘み取るようにして鍋に入れることから、「摘み入れる」の意で、その連用形「摘み入れ」が略されて「摘みれ(つみれ)」となった。

魚のすり身で作った物を「つみれ」、鶏や豚などのひき肉で作った物を「つくね」と分けられることもあるが、元々は調理法に違いがあり、つくねは手で捏ねて形を整えた状態のもの、つみれは手やスプーンなどでつまみとった状態ものをいう。

【使い方・用例・実例】

*抱擁〔1973〕〈瀬戸内晴美〉四「食べた方がいいよ。このつみれうまそうだ」

【漢字辞典】

「つみれ」を漢字で書くと「摘入」「抓入」と表記する。

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