通夜【つや】

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【意味】

通夜(つや)とは、葬儀の前夜、故人とかかわりの深い者が集まり、終夜遺体を守ること。夜とぎ。とぎ。

【名前の由来語源・成り立ち】

通夜(つや)の語源・由来について、通夜とは、邪霊の進入を防ぎ、故人の霊を守り慰めるための儀式で、昔は文字通り、夜通し故人のそばで過ごし、「添い寝」する習わしもあった。

そのため、通夜のことを「添い寝」「夜伽(よとぎ)」と呼ばれることもある。また、死亡してから葬儀を出すまでの数日間にわたって、遺族が故人を見守っていた時代もあったが、現在では、一晩だけ見守り、翌日には葬儀・告別式を行うのが一般的となっている。

【使い方・用例・実例】

*滑稽本・浮世床〔1813〜23〕二・下「此中妹のお柚が死(しん)だら、いいぢゃアねへか、二親さへ寝たのに通夜(ツヤ)をしてナ」

*仰臥漫録〔1901〜02〕〈正岡子規〉二「柩の前にて通夜すること無用に候。通夜するとも代りあひて可致候」

【漢字辞典】

「つや」を漢字で書くと「通夜」と表記する。

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