【意味】
内弁慶(うちべんけい)とは、家の中では威張っているが、外では意気地がないこと。また、そういう人。かげべんけい。うちひろがり。「内弁慶外味噌(うちべんけいそとみそ)」も同じ意味。
【語源・由来・成り立ち】
内弁慶の語源・由来について、弁慶は、平安末・鎌倉初期に源義経に仕えたという武蔵坊弁慶のことで、豪傑として伝説化され、強い者や強がる者のたとえによく使われる。
文献には「陰弁慶」「炬燵弁慶(こたつべんけい)」という言い方が江戸時代からあらわれている。
【使い方・実例・用例】
*巨人の高橋監督は「内弁慶」の克服を今季のテーマに掲げた。(スポーツ報知)
*自己解説〔1954〕〈桑原武夫〉「内弁慶だったので、小学入学当初は連日泣かされた」
【漢字辞典】
「うちべんけい」を漢字で書くと「内弁慶」と表記する。