【意味】
魚の目(うおのめ)足のうら、指、手のひらなどの表皮深部の角質が厚く硬くなったもの。
【語源・由来・成り立ち】
魚の目(うおのめ)の語源・由来について、医学用語では、鶏眼(けいがん)という。江戸時代、魚類の目を食べるとできるという俗信があり、硬化した角質との形とあいまって「魚の目」と呼ばれるようになったのが由来である。「底まめ」「いおのめ」「肬目(いれほ)」などの別名もある。
【実例・用例】
*雑俳・すがたなぞ〔1703〕「魚の目に夏も坊主の懐手」
*雑俳・柳多留‐一六七〔1838〜40〕「魚の目のいひ分け和尚さて困り」
【漢字辞典】
「うおのめ」を漢字で書くと「魚の目」と表記する。