うりざね顔/瓜実顔【うりざねがお】

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【意味】

うりざね顔とは、瓜の種に似た、色白、中高(なかだか)で、いくらか長い顔。多く美人の顔の一つの型として用いられる。うりざね。

【語源・由来・成り立ち】

うりざね顔の語源・由来について、「さね(実)」は種(たね)のことで、「瓜実(うりざね)」はウリの種のことである。「うりざねほ」はウリの種という顔という意味。種のかたちがふっくらと細長いことから、顔の形容として使われるようになった。

【実例・用例】

*浮世草子・御前義経記〔1700〕三・一「夕浪にうかべる姿、うりさね顔(ガホ)もあをざめて、丹花の口びる色をうしなひ」

*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉一・四「年は鬼もといふ十八の娘盛り、瓜実顔(ウリザネガホ)で富士額」

【漢字辞典】

「うりざねがお」を漢字で書くと「瓜実顔」と表記する。

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