【意味】
ワクチンとは、ある種の感染症に対して人工的に免疫を得させるために、その病原微生物またはその毒素液に適当な操作を加えて作った免疫原。ジフテリア、コレラ、百日咳、インフルエンザ、結核など多くの病気に用いられる。
【名前の由来語源・成り立ち】
ワクチンの名前の語源は、雌牛を意味するラテン語「Vacca」から来ている。
1798年に、イギリス医師ジェンナーが牛痘(ぎゅうとう)ウィルスを人に接種することで天然痘が予防できることを発見したことに由来する。近年では、コンピューターウィルスに対する駆除ソフトもワクチンと呼ばれる。
【用例・実例】
*黒い影〔1949〕〈阿部知二〉「ワクチンなどというものは出来ないのですか」
【漢字辞典】
「ワクチン」を漢字で書くと「」と表記する。