【意味】
脇役とは、演劇・映画などで、主役をたすけて物語の展開に副次的な役割をつとめる役のこと。
【名前の由来語源・成り立ち】
脇役の名前の由来について、「脇」は側面・横・そばなどの意を表すが、転じて、中心となるものの次の位置するものをさす。
能楽では、主役を「シテ(仕手。する人、行う人)」というのに対し、その相手を演じる役を「ワキ」と呼ぶ。演劇などの脇役もここかた派生した語で、さらに一般に補佐する人のこともいう。
【用例・実例】
*軽口浮世ばなし〔1977〕〈藤本義一〉九・一「はじめは、ジャン・ギャバンに惚れる。つづいて、傍役に惚れる」
【漢字辞典】
「わきやく」を漢字で書くと「脇役」「傍役」と表記する。