野暮【やぼ】

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【意味】

野暮(やぼ)とは、遊里の事情に暗いこと。性行、言動が洗練されないでいて田舎くさいこと。世態、人情の機微に通じないこと。気がきかないこと。

【名前の由来語源・成り立ち】

野暮(やぼ)の名前の由来について、本来は遊里(=女郎屋が集まっている所)の事情に疎いことをいい、のちに洗練されていないことを広くさすようになった。

語源についてははっきりせず、田舎者の意の「やぶ(野夫)」の転とも、草木の生い茂るような所に住む人の意の「やぶもの(藪者)」の略転ともされる。
「野暮」と書くのは当て字。

【用例・実例】

*洒落本・風俗八色談〔1756〕一・貧乏神の託諠の事「律儀な人をば、いけぬ者の野夫(ヤボ)のと異名付るが、人は野夫な者がよい」

【漢字辞典】

「やぼ」を漢字で書くと「野暮」と表記する。

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